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まどみちおさんの詩 [こころに響くことば]

先日、フィットネスジムにて。
ランニングマシーンで走りながら、機械に備え付けられているTVで
今年1月3日にNHKで放送されたNHKスペシャル「ふしぎがり~まど・みちお 百歳の詩~ 」
の再放送を見る機会に恵まれました[かわいい]

「ぞうさん」「やぎさんゆうびん」「いちねんせいになったら」でも知られる
詩人のまどみちおさんは、昨年秋に満100歳を迎えられました[ぴかぴか(新しい)]

まどさんは、日ごろ私達が見過ごしてしまう日常の小さな出来事も感性豊かに詩の世界に表現されます。

100歳の今でも詩の創作に意欲を持って取り組んでおられるまどさんの姿に、その言葉ひとことひとことに感動して、ランニングマシーンの上で涙を浮かべていました[もうやだ~(悲しい顔)][グッド(上向き矢印)]ちょっと恥ずかしかったけど[あせあせ(飛び散る汗)]

見逃してしまっていたまどさんのドキュメンタリーを観ることが出来て本当に良かった[るんるん]

美しいことに触れる時、人のこころはふわっとやわらかく羽根がついたかのように幸せになりますね[いい気分(温泉)]まどさんから生きていくためのヒントをたくさん頂きました。

「ぞうさん」を改めて口ずさんでみます。

「ぞうさん ぞうさん おはながながいのね
そうよ かあさんも ながいのよ」
・・・ぞうの子供が大好きなおかあさんといっしょであることが嬉しい、その喜びがとても優しく表されていますね。童謡って子供の心育てには大切なものですね。

こちらもお気に入りのまどさんの詩のうちのひとつです。

☆☆☆☆☆

「もうすんだとすれば」
詩 まどみちお

もうすんだとすれば これからなのだ

あんらくなことが 苦しいのだ

暗いからこそ 明るいのだ

なんにも無いから すべてが有るのだ

見ているのは 見ていないのだ

分かっているのは 分かっていないのだ

押されているので 押しているのだ

落ちていきながら、昇っていくのだ

遅れすぎて 進んでいるのだ


一緒にいるときは ひとりぼっちなのだ

やかましいから 静かなのだ

黙っている方が しゃべっているのだ

笑っているだけ 泣いているのだ

ほめていたら けなしているのだ

うそつきは まあ正直者だ

おくびょう者ほど 勇ましいのだ

利口にかぎって バカなのだ

生まれてくることは 死んでいくことだ

なんでもないことが 大変なことなのだ

☆☆☆☆☆

・・・まどさんの言葉に、はっと気付かされます[ひらめき]
視点を変えると、こころが楽になりますね。

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コメント 2

ぼんくらオヤジ

いいですねぇ! ステキな詩をご紹介頂き、感謝です♪
しっかり胸に刻み込みたいと思います。
by ぼんくらオヤジ (2010-02-10 23:25) 

ulyssenardin36000

なんでもないことが たいへんなことなんですよねぇ~
by ulyssenardin36000 (2010-02-12 06:06) 

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